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法政大学非公認サークル
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 理念

 かの東日本大震災から2度目の夏を迎える日本。しかしいまだに安定した電力供給の目処は立っておらず、今夏も節電と避暑に頭を悩ませる日々が続くことだろう。
 せめて食べ物くらいは精のつく物を頂きたいところだが、泣き面に蜂、近年ウナギの価格高騰が止まらない。
 原因は養殖に必要な天然稚魚の3年連続の不漁。専門家によって絶滅が危惧されるほどであり、ワシントン条約での輸出入規制さえ検討されているというから驚きだ。
 もちろん、手をこまねいているばかりの日本人ではない。2012年7月27日、水産庁から、養殖ウナギの卵をふ化させて成魚にする「完全養殖」によって、稚魚のシラスウナギを年間1万匹生産できる技術を5年後には確立する方針が明らかにされた。
 しかし、依然として課題は残る。果たして完全養殖が確立されたとしても、期待される生産量である1万匹に対して、業者が仕入れる稚魚の数は年間1億匹。なんと1万倍である。これではとても供給が追い付くとは思えない。本当にウナギの未来を考えるなら、今のうちから別の生産手段を講じることが重要ではなかろうか。
 そもそもウナギの養殖が捗らない第一の理由として、その生態系の明らかでないことが挙げられる。かのアリストテレスは「ウナギは泥の中から自然発生する」と書き残しており、また、日本でも古来より「山芋変じてウナギと化す」ということわざが言い伝えられてきた。
 窮地にあるウナギ産業を救うには、これら先人たちの知恵を拝借する他にない。温故知新、今こそ伝承の裏付けを取るべく行動する時である。

 実験方法


 養殖ウナギの名産地である浜名湖で、泥と山芋による新しいウナギの養殖法を開発する。




 というわけで、やって参りました浜名湖。長芋、山芋、さつま芋の三種を用意。ウナギの生成を試みる。


 まずはアリストテレスの言に従い、芋を泥に埋め放置。


 埋め芋の変化を待つ間、もう一つのアプローチに着手する。すなわち、芋をウナギ型に彫るのだ。


心を込めてひたすらに彫る。やることのない他会員が白衣のまま湖に飛び込むのを眺めながら、ただ黙々と・・・・・・


 都合四時間が経過。そろそろ日も沈み始めようかという頃、ついに完成! 我ながら中々の出来栄え。特に腹のすべすべ感がお気に入り。


  近場の釣具店にてウナギのエサ(青イソメ)を購入。ウナギ候補らに与えてみるも反応なし。まだ正体を隠している可能性がある。


 ならば、捌 く し か な い 。中身までウナギになっていれば実験成功である。


 目打ちし、刃を入れ、背を開く。果たして結果は・・・・・・!?






 ご覧の通り。内臓がないぞう。骨がないのは食べやすそうでよろしい。
 まだだ、まだ終わらんよ! 味はウナギ味になっているかも知れんじゃないか・・・・・・!


 砂糖と味醂でお手製のかば焼きダレを作り、じっくりと焼き上げる。見た目も匂いも香ばしい仕上がり。いざ、実食!



 ガブリ。
 美味い。主にタレが。シャキシャキとした食感が思いのほかイケるが、ウナギの噛みごたえでないことは明白である。


結果

 実験は失敗。かび臭い言い伝えになど頼らずに、新たな方法を模索していくことが我々若者に与えられた使命であると自覚した。

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