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法政大学非公認サークル
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【理念】

人類はその創成期以来さまざまなものを発明し文明を発達させてきた。多様な生活に適応するさまざまなものを創造した。中でも移動手段の発達には目を見張るものがある。人々の日々の生活に根ざしたその発達は今なお留まるところを知らない。かつては自らの足のみを頼りにしていた人類は、タイヤの発明により陸での快適な移動を可能にし、船の発明により大海峡の横断を自由なものとし、ついには空をも飛べるようになった。三輪車、自転車、自動車、飛行機、セグウェイなどの多様な手段を手にし、短距離から長距離まで快適な移動をわがものとした。
 
 ただ、その発展は時に弊害も生む。近年騒がれている現代人の運動不足もそのひとつだろう。あまりに発展した交通手段の利便性に過度に依存し、自らの体を動かさない人間が増加しているということである。昨今のジム通いや、MTBやクロスバイクの流行はその象徴だろう。
 
 しかし、それは交通機関発展への賛美とも捉えることができるだろう。ほとんど体を動かさずに好きな場所へ移動できるようにした現代日本の交通機関は非常に偉大である。そしてその最たるものが鉄道である。ほとんど体を動かさず、短距離から長距離まで自由に移動でき、まさにその路線のごとく日々の生活に広く根をはっている。中でも山手線は多くの都会人が毎日のように利用する、東京における交通の要である。その運搬頻度は非常に高く、ピーク時には2分30秒間隔、内・外まわりあわせるとひと駅に1時間当たり40以上の車両が止まる。それでもピーク時の混雑率は200パーセントを超えるのだから都会人の山手線への依存は相当なものである。
 
 しかしあまりの生活への密着から、我々は山手線の偉大性を忘れているのではないだろうか。数分の遅延や、車両やホームの混雑に苛立ちを覚える都会人の大部分にとって、山手線の存在しない世界での生活など不可能に等しいのである。むしろその重要性を再認識するとともに、改めて日々の感謝を表明する必要があるはずだ。
 
 だが、人やモノに敬意を払う方法として我々が持っている知識は乏しい。感謝しながら生きる点において宗教ほど具体的なものはないだろう。そこで、我々日本人にとって最も身近な仏教から敬意の表現方法をならいたい。
インドやチベットにおける仏教徒にとって最も丁寧で正しい、また最上の礼拝方法とされている五体投地というものがある。五体投地では、五体すなわち両手・両膝・額を地面に投げ伏して礼拝しながら少しずつ前に進んでいき、聖地へ礼拝する。自分の母体のみを使う巡礼によって交通機関があることのありがたみを実感し、畏敬の念をもって山手線と接することができるだろう。

【実験方法】

山手線ってなんか調子のってない?
東京の環状線だからって、いいきになりやがって。
でも、実際にはどのくらいすごいのかよく分からないなぁ。
そうだ!山手線のすごさを
身をもってかんじられるよう、
ハイハイで1周してみよう!


東京駅  スタート
出発は東京駅。駅に祈りを捧げて、いざ。

有楽町駅

開始2時間、ようやく700mの距離を進み、有楽町駅に到着。
ここで大規模な横断歩道に。
渡り切れるのではと思っていたが、ハイハイは時速350m未満。
甘い考えは打ち砕かれ信号は点滅。
咄嗟に見つけた休憩スペースで信号を1つやりすごすことに。









新橋でもおじさんにまみれひたすらハイハイ




品川駅 2日目

昼過ぎから降り出した雨は夜には雪に。
路上には冷たい水たまりができ、軍手にしみ込んだ水をしぼりながら進んだ。






五反田 3日目
コンビニに入るのも一苦労。
ドアを押し開け、店員の熱い視線を無視し、商品を選んでレジに向かう。
上の方にあるサンドイッチは諦め、下にあった食パンで我慢することに。





恵比寿駅 4日目
膝の痛みも辛くなってきた頃23区随一の長さを誇る動く歩道、恵比寿スカイウォークに差しかかる。
「危険だから」という係員の注意を受け、ラクそうに徒歩で移動する一般人を横目
にハイハイで進む。










新宿駅 5日目



原宿駅では屈辱的な目線を送られながらハイハイ




ひ、ひざが…。それに足も・・・。下が身に付けた装備品。


100均のひざあて2枚と布切れ。
カラフルだった布切れは血で段々と赤黒くなっていった。








コンバースのつま先は擦り切れ、穴が開いてしまった。











日暮里駅 9日目
信号待ちなどでの休憩はこうして倒れ込むのが常となった。道行く人々からの心配・奇異・憎悪のまなざしをひしひしと感じるものの、かまってはいられない。
明後日にはバイトが待っている。ゴールは近い。いざ東京!







東京駅 ゴール

全10日をかけてついに終点へ
体中がボロボロに…。
企画終了後1カ月が経っても膝立ちができず、手首もろくに曲げられない。
山手線のすごさを身をもって実感できたようだ。




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