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法政大学非公認サークル
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大人からは苦労を買い、子供には苦労を売ろう!



<理念>

 ボランティアという言葉がよく耳にされる。校内放送や学生センターのビラの他、2006年の安部元首相の「世界の大体の国公立大学の入学時期は9月で、日本の大学もそれにあわせて入学時期をずらし、4月から9月までの間にボランティア活動をやってもらうことも考える必要がある」という言葉が印象深い。昨年から「奉仕」という授業が必修科目として取り入れられた都立高校もある。

 2000年に教育改革国民会議から子供に一定期間の奉仕活動を義務付けるという提案が出されたときは憲法第18条の苦役からの自由に違反するという理由で義務付けは認められなかった。「奉仕」という必修授業ができたことについても、奉仕活動の強制ともとれる取り組みに対し依然として反対意見が存在する。彼らは義務化されたボランティアを苦役、つまり苦労として捉えているように見える。

 しかし苦労を体や頭を使うこと、問題を解決することだと考えれば、決して悪いものではない。発達学の視点に立っても苦労は持久力や敏捷性、平衡性などの運動能力や忍耐力、知能の発達に経験という点で大いに貢献する。特に運動能力、流動性知能は20歳前後までは上昇し、その後は押しなべて下降していくことから、若いうちの苦労が成長に結びつくのであればそれはお金に換えてでも手に入れたいことである。

 そうであれば、苦労にはビジネスの需要があるのではないだろうか。飛躍した考えに思われるかもしれないが、過疎化の進んだ徳島県上勝町が山に生えた葉っぱを日本料理のツマとして商品化した事例を鑑みれば、需要がないと思われているマーケティングを行う価値はあるだろう。内部環境を考慮するとマーケティングを行う対象としては昨年準用財政再建団体に指定された北海道夕張市が適当である。実際に小規模な市場を展開し、顧客の需要調査と詳しい内部環境調査を行いたい。

 
 

<実験方法>

「苦労」を商品とした市場を展開し、「苦労」は商品として成立するのかを調査する。

大人には苦労をさせてもらいお金を払い、子供には苦労をさせてあげてお金をもらう。

 
 

<実験開始>

というわけで北海道夕張市へやってきた。
予想以上に人間がおらず、特に若い者は少ない。
そんななかで荷物を抱えたおばあちゃんを発見。

風呂に行くのだという荷物を持たせていただく。


  

 

あっという間に商談成立!

突然現われた白衣にリュックの人間から商談を持ちかけられてもひるまないおばあちゃん。

荷物もちという苦労を1000円で売ってもらい、証明書にもしっかりサインをしてくれた。

これが羽毛布団を売る仕事だったらと思うとやりきれない思いで、我々は北海道を後にした。

 

 

北海道で苦労を買った我々は東京都へ。

 

 

キッザニアというライバル会社がある豊洲。

ここにはキッザニアの利用客・・・すなわちお金を払ってでもわが子に労働をさせたい親がいるはず。



労働内容は砂鉄集め。何も知らず遊ぶ砂場の親子に、商談の手が迫る・・・


  

みっちり働く子供と値段交渉をする親(写真左)、お金を払う子供(写真右)

あっさり交渉成立!

予想通りの結果である。砂鉄集めの仕事をさせ、子供から10円もらうことに成功した。

苦労を商品とした会社を設立するにあたって、やはり豊洲という場所には目をつけておくべきである。

 

 

 

次は東京都某公園。

親でなく子供自身に商談を持ちかけるつもりである。

「砂鉄集めってやったことある~?」と声をかけると、公園の遊具には飽き飽きだというのだろうか、ワラワラと子供が集まってきた。



仕事を与える会員と、せっせと働く子供たち。




「今砂鉄集めやったよね?これお金かかるから」

「お金払えないなら出世払いでもいいけど」

請求書に唖然とする子供たち。


商談不成立。

子供たちにお金を請求すると「さんざん働かせておいて、お金までとろうというのか」と怒りだし、

「オレよりドッヂボール弱いくせに」などと暴言を吐いて子供たちは遠くへ行ってしまった。

やはり若いうちは苦労を買いたくないというのだろうか。

 

<実験結果>

990円の損失。

北海道まで行った我々の苦労を誰か買ってくれ!